テント設営比較
ツーリング用のテントといえば一般的にドームテントをチョイスします(モンベル社のムーンライトのような三角テント形状もありますが)。形状は似ていても各社それぞれ特徴があり、テントの設営方法も微妙に異なっています。また、フレームの通し方にも大きく2つあり、スリーブ形式と吊り下げ式とがあります。この頁では実際の組み立ての様子を写真で見比べていただきます。どのパターンが自分の好みに合うかなど参考になればと思います。
DANLOP社/R-224
●サイズ:間口210x奥行き120x高さ110cm 
●素材:インナーテント/70Dナイロンタフタ(通気撥水加工)、グランドシート/70Dナイロンタフタ(ポリウレタン防水加工)、フライシート/75Dポリエステルリップストップ(ポリウレタン防水加工)、ポール/A7001S-T6高力ジュラルミン
●重量:約3.5kg(付属品含む)
●付属品:収納袋、ペグ、張り綱
(表示のペグはプラスチック製なので金属製に変えることを薦めます) 
●収納サイズ:45x20x20cm
●『Rシリーズ耐水圧共通』:保証値:1500mm/cm2(平均値:2000mm/cm2)
グランドシートを敷き、必要なパーツをバッグから出して、まず始めにフレームを組み立てます。 風上側の2点をペグ止めします。風がない場合でもこの手順で進めると楽です。
反対側を差し込みます。 風上側からフレームを差し込みます。R-224はスリーブ差込式なので楽です。
フレームを建てたらセンターから吊り下げフックを止めていきます。R-224は吊り下げ式となっています。 すべてのフックを固定した様子。
フライシートを風上側から掛けます。 風下側のペグを固定します。
四隅のフックを差し込みます。R-224はワンタッチフック式です。 前室およびサイドのペグを固定します。
これで完成。 最後に張り綱を施工します。張り綱は絶対に省略しないように。夜中に突風が吹いたら終わりです。中に人間がいても離陸します!
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ダンロップのテントはオーソドックスな形状のドームテント。もう20年近く基本的な仕様が変わっていないロングセラー商品。フレームとインナーの接続はスリーブに差し込むもので、暗くても作業しやすく、かつ強風で抜けることは絶対にない。両サイドにある入口はフルメッシュ化が可能で、熱帯夜や日中使用でも快適度が高い。2名が寝られ、入口が2カ所あり、前室も2つある。シンプル・イズ・ベストといえる逸品。旅風スタッフ愛用で、現在は2代目。
小川キャンパル社/アーデイン
●重量:幕体・ポール/約3.8kg
●フライ素材:ポリエステル75d(耐水圧1500mm)
●内幕素材:ポリエステル
●グランドシート素材:ライトPVC(耐水圧1000mm)
●フレーム素材:7001アルミ合金
●パッキング:48×20×20cm
●付属品:ピン、張綱、収納袋
グランドシートを敷きます。
インナーテントを広げます。アーデインは風がない場合はペグの先固定は不要です。
フレームをスリーブに通します。アーデインはワンウエイスリーブ方式という独自の方式で、非常に簡単にフレームを通せます。

フレームを組み立てます。

2本のフレームを通します。 センターフレームを通します。センターがあるのはアーデインの特徴です。
フライシートとインナーはワンタッチフックで固定します。 四隅のペグを止めたらフライシートを掛けます。
フライのペグ止めをします。 最後に張り綱を施工します。
これで完成です。
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アーデインは大きな前室とワンウエイスリーブ方式というフレームが特徴です。このフレームの通し方は非常に楽ちんで、かつどんな強風でも絶対にインナーとフレームが分離しません。また、インナーが4面メッシュ化するため、真夏の熱帯夜でも寝苦しさを軽減でき、またテント内部の結露防止にも有効です。ロングツーリングをする人にはお勧め度の高いテントといえます。
Coleman社/コンパクトツーリングテントST
●耐水圧:約1500mm
●定員:1〜2人用
●サイズ:約210×120×100(h)cm
●材質:フライ/70Dナイロンリップストップ+75Dポリエステルリップストップ(UVPRO、PU防水、シームシール)、インナー/68Dポリエステルタフタ(撥水加工)、フロア/75Dポリエステルタフタ(PU防水、シームシール)、ポール/FRP約直径8.5mm
●仕様:前室、メッシュドア、ストームガード、ベンチレーション、メッシュポケット
●付属品:耐水キャリーバッグ
●重量:約3.5kg
グランドシートを敷きます。 風上側の2点をペグ止めします。風がない場合でもこの手順で進めると楽です。
風下側も差し込みます。 風上側からフレームを差し込みます。金具差込式のため暗くなるとやややりにくいです。
フレームを建てたらセンターから吊り下げフックを止めていきます。コンパクトツーリングはは吊り下げ式となっています。 すべてのフックを固定します。
前室のフレームを施工します。暗くなるとかなり大変な作業でしょう。 四隅のペグを止めたらフライシートを掛けます。
フレームが建ったらベロクロテープでフライと固定します。 前室およびサイドのペグを固定します。
これで完成です。 最後に張り綱を施工します。張り綱は絶対に省略しないように。夜中に突風が吹いたら終わりです。中に人間がいても離陸します!
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コールマンというブランド名と、12,000円前後という低価格で人気を博しているテントです。寝室と同じくらいの広さがある前室は、雨天時の炊事には無敵といえる広さがあります。反面、価格成りという造りで、フレームとインナーの接続はピン差込タイプで、吊り下げ式のフックも片掛け方式。強風でフックやピンが外れる可能性がある華奢な構造となっています。また、裏口はなく、通気のメッシュ窓も小さいため換気が非常に悪い。インナーは結露でグッショリとなります。熱帯夜の夜もかなり寝苦しい。旅風スタッフも1シーズン使用しましたが、すぐにお蔵入りとなりました。※2007年バージョンから裏口が追加され、インナーのドアもメッシュ化されました。これに伴い換気性は格段に向上しています。
総論
この3点のテントではコールマンが最も設営が面倒です。反対に最も楽なのはダンロップと小川テントでしょうか。特に小川のワンウエイスリーブ方式というフレームはかなり楽チンです。が、センターのポールも建てるのがややマイナス要素か。それよりも何よりも、強風に強いのはダンロップです。もともと山岳用テントと同じ構造を使っているのがミソです。