自炊するや否や
インスタント食品でもイイので、キャンプで自炊したいという人の最低限の装備は、コッフェルとバーナーです。バーナーはストーブとも呼ばれます。この2つの装備があればとりあえず食事を取ることができます。が、しかし、キャンプの夜はこの自炊という作業が一番楽しいものなのです。この醍醐味を一度覚えてしまうと完全にキャンプの虜になってしまいます。
最低限の道具を揃える
炊事をするには火力と鍋が必要です。キャンプ用の道具は数え切れないほどの種類と数量があります。その中で最も自分が楽しめそうなモノを選ぶ。コレがキャンプ道具を買う基本です。

筆者はこの4点セットほぼ用が足りてます
ガスボンベが入る大きさがキモです
○まず初めはコッフェル

コッフェルとはキャンプ用のお鍋セットと考えてください。右の写真のように深底タイプと浅底タイプの器を2セットあればたいがいの用は足ります。この4つで、煮る・炊く・焼くがほぼできるのです。筆者の場合は、このほかに本式のフライパンを持参していますが、それは慣れてからのことで。コッフェルはメーカーによって4点セットがあったり、3点セット、2点セット、あるいは単品と様々なバリエーションがあります。さらに、アルミ製、ステンレス製、チタン製など素材も様々。まず初めはアルミ製の安モノからで十分。おおむね3,000円前後で揃うでしょう。このコッフェルを買うときの注意がひとつ。それはサイズです。あまり大きなモノを買うと積載に苦労します。反面小さすぎると調理に苦労します。ひとつの目安は、バーナーを使う際に必要なガスボンベが入る大きさです。こうしてボンベが収納できると積載上有利ですし、案外このサイズというのが基本的な大きさといえるからです。

○次にバーナーです

バーナーに関しては非常に多くの種類があり、かつ趣向に左右されるのでお薦めに難儀する代物です。ですが、あくまでもビギナーということで以下のバーナーをお薦めします。

メーカそのものにはこだわりませんが、要は炎の吹き出し口に触媒がある小型のバーナー(写真上段)か、コンビニでも置いてあるガスカートリッジが使えるバーナー(写真中段)を選ぶとイイでしょう。専用ボンベを使うタイプでは、旅先でガス欠するとけっこうやっかいなことになる場合があります。専用だけに、アウトドアショップかホームセンターでなければ手に入らないからです。筆者の場合はこの専用ガスボンベタイプを数年使いましたが、現在ではバーナーもランタンも、コンビニで売られているガスカートリッジが使えるタイプにしています。消耗品がどこでもいつでも手に入るというのは大きなアドバンテージです。

なお、バーナーの選択には火力という重要な目安があります。おおむね3,000カロリー以上の製品を選ぶとイイでしょう。

さらに、キャンプ場で無風となる確率は限りなくゼロに近いのが実情。通常わずかでも風があるし、強い時には炎が消える場合もあります。バーナーは風に強いかどうかも重要な要素です。

そこで扇風機で風を当てて 耐風性を試験
(左方向から風を当てた)

触媒がないタイプでは風が当たると1/3ほど炎が消えています。これに比べて触媒があるタイプは炎がなびきはしているものの消えることはありません。これが屋外では大きな差となります。バーナー購入の際は、広口タイプよりも狭口タイプを選択した方が有利であることがわかります。

触媒がないタイプ
触媒があるタイプ

キャンプ用品はその人のスタイルによって様々な選択肢があります。今回ご紹介したのは最低限これであれば大きな失敗はないというレベル。あとは経験を重ねていって自分に合う道具をチョイスすればいいのです。ですから、一度買って完了。ということはキャンプを続ける限りあり得ないと思います。実は、出かける前の道具を揃える楽しみ、これもキャンプの醍醐味といえるかもしれません。

どうしても専用ボンベが使いたい人には
ロングツーリングで自炊する場合、最大の問題はガスボンベの調達です。キャンプ用のボンベはアウトドアショップなどでなければ入手できません。しかし、アウトドアショップはどこでもあるわけではありません。この問題を解決するのが「詰め替え君」です。これは何をする物かというと、コンビニなどで売られているカートリッジ式のボンベからガスを移動するという器具なのです。移動時間はおよそ10分前後。しかもガスボンベ<-->カートリッジ相互に移動できるため、ボンベの残りガスを1本にまとめるということにも使えます。カートリッジボンベは3本で200円というのもありますから、かなり経済的です。

この詰め替え君はインターネットでの直販のみです。価格も安く2300円です。
HPでお申し込みください。--->http://www.alva.ne.jp/

詰め替え君をカートリッジにセット
次にボンベに接続します
下にしてバルブを開けるとガスが移動を開始します。ただし、常温で行うと30分〜60分かかってしまいます。ガスの移動は引力によるものではなく、温度差に強く影響されるようです。早く移動させたい場合は、ボンベの温度をなるべく低下させる必要があります。家庭で行う場合は、ボンベを冷凍室に5分ほど入れてから移動するとわずか5分で終了します。キャンプなどの屋外ではボンベを水道などで冷やしながら移動させると10分で完了します。コンビニにある氷で冷やしながらだと、屋外でも5分で終了します。 上下を逆さまにすると、ガスボンベに残ったガスを、別の容器に集めることが出来ます。集めたガスは再度ボンベに移動することにより、ガスを無駄なく使い切ることが出来ます。残り少なくなったボンベを持っていくかどうか迷ったことはありませんか?これで悩みは解決しますヨ!
自炊は意外と簡単
最近のアウトドアグッズは進歩していまして、ご飯を炊くのに飯ごうなどは不要です。熱湯さえあればご飯やおかずが出来るフリーズ食品は思いの外おいしいですし、簡単に作れます。旅先のスーパーなどで新鮮な魚介類を入手すれば、焼き調理なら初心者でもできるでしょう。基本的な話、キャンプでは日が暮れると何もすることがありません。ゆっくりご飯でも作って食べるようでなければ、時間を持て余すものです。
熱湯を入れるだけで20分でご飯が炊けるマジックライス ご飯とみそ汁、焼き物ならこれだけでOK
白米に載せるだけのフリーズ食品/茶碗で丼ドン! まあまあおいしく値段も安い
問い合わせ先
マジックライス/株式会社佐竹製作所/0120-049-117
茶碗で丼ドン!/日本ジフィー食品株式会社/06-6271-0734
いつもの米を食べたい派の人には!

自宅でいつも食べている米でないとイヤだ!という人には、恐ろしい武器があります。それは下記の「めし袋」です。何が恐ろしいのかというと、この袋にお米を入れて20分ほど水煮するだけで、ふっくらご飯が完璧に炊けるのです!しかも米をとぐ必要もなく、かつ、お焦げが一切できないためにコッフェルを洗うのも実に楽勝という優れもの。水の調整も不要。水が少なくなるとドンドン足していけばいいのです。

これは、特殊な繊維で出来ており、米糠を絞り出し、お米が必要としている水分だけを袋の中に取り込み、必要以外の水はいくら足しても袋内に侵入しないという、なぜなぜなぜ???の魔法の袋です。これでご飯を炊けば完璧です!

実際の調理はこんな感じです
付属の計量カップで計ります あらかじめ袋に入れて来るのも可 竹クシで封をします
そのまま煮るだけ 沸騰していればいいので中火に 10分経過ころ水を足します
25分煮たあと5分蒸らします 袋の再利用は不可のため、
思い切って破り開けます
器に移すとふっくらご飯に!
問い合わせ先/株式会社ユニフレーム/TEL 0256-63-9851
何を作るのか・・・・
○まず初めはインスタント食品から

いきなり料理に挑戦しないで、まず初めはインスタント食品から始めてもイイのではないでしょうか
外で食べるインスタントラーメンなどは格別な味がするモノです。また、簡単な調理としては焼き肉があります。パックものの焼き肉ならほとんどのコンビニに置いているでしょう。ご飯については、温めるだけで食べられるパックご飯から始めてもイイでしょうし、小学校の炊事遠足を思い出して、飯ごう炊さんにチャレンジするのもキャンプの醍醐味です。

○ちょっと慣れてきたら

キャンプに慣れてきても、本格的な料理はなかなか難しいのですが、インスタントものに手を加えるだけでも、食のバリエーションはずいぶん変わるのもです。たとえばレトルトカレーをご飯に載せるのではなく、スパゲティを茹でて、それにレトルトカレーを絡めるだけでもイイし、野菜炒めにレトルト親子丼の素を加えるだけで、素敵な野菜炒めが完成します。所詮キャンプ料理なのですから、美味しく食べられれば結果オーライなのです。