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自炊するや否や | ミニタープのすすめ | キャンプ装備のネット購入指南

キャンプの利点と欠点

泊まりがけの旅で一番頭を悩ませるのが宿泊施設の選択です。夏休みなどのロングになれば経費面で最もお金がかかる部分。旅慣れた人ならキャンプ道具を満載しお気軽旅に出かけますが、未経験の人には敷居が高いのが事実。ところが、いざやってみると意外と簡単・ラクチンで、お金もかからず風任せの旅ができるのです。さて、どれくらい簡単で良いものなのか、じっくり読んでみて下さい。

行程を綿密に考える必要がない、風任せの旅が可能

1泊の旅はもとより、ロングになればなるほど行程計画はしっかりしなければなりません。しかし、実際に旅に出ると、予想外のことは沢山発生するものです。もしも綿密に計画を立てたあまり、予約した宿泊施設にたどり着けないとか、著しく遅れるといった事態が発生すると、楽しいはずの旅が辛い旅になってします。そのため、宿泊施設を予約のうえ旅に出る場合は、時間が余るくらいに余裕のある計画を立てる必要があります。しかし、キャンプ装備を持っていれば、行程が狂った場合でも、予定のキャンプ場を変更すするだけで柔軟に対応できます。最悪の場合でも公園や道の駅などで野宿することも可能です。それだけ行計画もアバウトに立てられるうえ、いつでも寝られるという安心感もあります。ただし、絶対的な治安上の安心感は正規のキャンプ場利用でしょう。公園や道の駅などでの野営は、合法かと聞かれると、賛否が分かれるところです。あからさまに「キャンプ禁止」と立て札がでている場合は100%非合法。無い場合は常識の範囲で判断し、第3者に迷惑をかけないことが重要です。

バイクの場合、荷物の量はどうだろう

ユースホステルやビジネスホテル、民宿などの宿泊施設を利用する場合は、一般的なツーリング装備のほかは、着替えだけあればよいので、タンクバック+リアバッグ程度の荷物で済みます。キャンプツーリングでは、このほかにテントとシュラフが必要です。自炊をするならコッフェルやバーナーも必要です。では、実際にはどのくらいの量になるでしょうか。

左上の写真は北海道で6日間キャンプツーリングした際の写真。そして下が12日間北海道をツーリング。レプリカの場合はココまで積むとちょっとやり過ぎかもしれませんが・・・・。これらの写真、キャンプフル装備でこの荷物は意外と少なく見えませんか。効率良く荷物を選び積載すればこの程度で済むのです。ただし、「効率良く」というのがクセ者です。ある程度ツーリングの経験がないと「効率の良い」パッキングは難しいものです。経験値を上げて会得するしかないでしょうか。ただ、ひとつ言えるのは、効率の良い荷物=小さい荷物=高額の商品ということになります。そのため、キャンプツーリングは荷物の選択からすでに始まると言ってもよいでしょう。なるべく低価格で容量の小さな道具を探しましょう。

ロングツーリングでも、ショートツーリングでも、キャンプ装備の場合は、積載量に大きな差はありません。日程の長さに荷物量が比例するのは、着替えと食料の部分ですが、ヒマラヤ登山でもないので、食料は現地調達となるし、着替えについても1週間を越えると旅先で洗濯することになります。長目に見ても5日分前後の着替えがあれば用が足ります。そのため、1週間旅も1ヶ月旅も荷物の量に大差はないはずです。
バイクでのキャンプツーリングでは、如何に(効率良く)たくさん持っていくかではなく、如何に少ない荷物で快適に過ごすかに尽きます。知恵を絞りましょう。

なんといっても費用が安い!

当WEBでもデータ公開していますが、安くて綺麗で安心度が高いキャンプ場は沢山あります。おおよそ無料から500円前後で快適な睡眠場所が確保できます。通常、北海道を除けば、低価格の宿泊施設はYHか民宿、味気のないビジホでしょう。それでも素泊まりで1泊2,000円〜5,000円になります。食事込みの宿泊なら5,000〜7,000円は安い方。つまり、旅の費用の中で最も高い比重を占めるのが宿泊費です。これに昼食、燃料費、その他の出費を合わせると、おおむね1万円/日の予算が必要でしょう。

キャンプの場合、燃料費と食費、その他の出費は同じです。最も安い素泊まりと比較しても、1泊で4分の1から10分の1以下に圧縮できることになります。そのため日額経費は、5,000円/日以下に抑えることも可能です。宿泊施設利用の旅と比較すれば、半分以下の旅費で済むわけです。ただし、出かけてからの宿泊代がいくら安いとはいえ、準備には相当のお金が必要なのもキャンプです。テントやシュラフ、その他の装備など、最低限の、かつ立派な装備を揃えると、4〜5万円は必要です。年に1度しか出掛けない人なら宿泊施設。年間数回出掛け、かつ毎年旅する人はキャンプが断然有利となります。

なお、いくら無料でも、初心者の人はキャンプ場以外での野宿は避けていただきたいと思います。よくツーリング雑誌などには、河原や海辺にテントを張り、焚き火をしながら料理を作る、な〜んていうカッコいい写真が掲載されていますが、世の中、カッコ良く見えるものほど、それなりの経験や技量が不可欠なものです。野宿をそつなくこなしたければ、まずキャンプ場で経験を積んでからにしましょう。

予約が一切不要!

基本的に民宿やユースホステル、ビジホは予約が必要です。今時は「じゃらん」などで当日申し込みも可能ですが、お盆休みなどの混雑期は「必ず」泊まれる、見つかるという保証はありません。キャンプ場はどうでしょうか? 筆者の経験では、過去十数年間のお盆休みの旅先で、どこも利用者がいっぱいで、その夜はキャンプ場に泊まれなかった、ということは皆無でした。混雑の程度こそあれ「皆無」です!
ただし、お盆休みの混雑は、人気の高いところほど混みます。その対策は、あえて避ける、もしくは早めに到着するしかありません。そもそも、夏休みのキャンプ場は混むのが当たり前ですから、明るいうちに現地に到着するクセを付けましょう。もしも満床でも別の所に移動できる余裕が必要です。日没後の到着は、周りに迷惑をかけるし、そもそも暗がりの設営は大変です。

入浴は温泉で

最近では温泉隣接や近接のキャンプ場が増えています。早めにテントを設営し、その後ゆっくり温泉に浸かるのはまさに旅の醍醐味。缶ビール片手に、テントに戻り喉を潤すのは、ホテルの中で呑むのとは次元が違います。一度経験すれば病みつきになります。

日中の入浴は要注意
有名な温泉場にはツーリング途中で入浴をしているライダーを沢山見かけます。それはそれで悪くはないのですが、入浴行為というのは体力を消耗します。温泉は、疲れを身体の外に出すという効果があります。それが気だるさに感じるのです。また「湯あたり」という症状もあります。そのため、真っ昼間から温泉に入り、その後も走行を続けると身体がダルくなったり、眠気を誘発したりし、体調を崩すことにもつながります。温泉のハシゴなどはかなり危険なわけです。キャンプツーリングするのであれば、温泉が近くにあるキャンプ場を利用し、まずはテントを設営し、荷物を降ろしてから温泉に向かったり、買い出しに出かけるのが良いでしょう。

「湯あたり」:疲労感、倦怠感、発熱、食欲不振、眠気、頭痛、めまい感などの症状や、便秘、下痢、嘔吐、腹痛、皮膚炎のような直接的にきつい症状もあります。また泉質にも左右され、酸性泉、硫黄泉、硫酸鉄泉など酸度の強い刺激性の温泉では顕著に現れ、反対に、単純泉、弱食塩泉、炭酸泉など刺激が弱い温泉では、湯あたりの頻度は低いようです。ビタミンCが不足がちの人にも現れやすいと言われます。旅先で偏食がちになる人はさらに要注意です。

天候に左右されるのが最大の弱みだが・・・・

宿泊施設利用であれば、突然の雷雨や台風でも何ら気にすることはないのですが、ことキャンプに関しては雨風は大敵です。雨天時のテント設営は中が濡れるとその夜は不快この上なく、もしもシュラフが濡れると数日不快となってしまいます。また、強風となればテントが飛ばされたり、フレームが破損したりということもあります。初心者の人は、このような天候に遭遇した場合、即キャンプをあきらめビジネスホテルやユースホステルに切り替えた方が賢明です。どうしても宿泊施設が見つからないときは、キャンプ場の炊事場や東屋などの中に設営し、極力直雨を避ける手段を講じましょう。別の項で紹介するタープ設営という手段もありますが、それは中級レベルになってからのこと。また、テントの防水性能を過信してはなりません。プールにテントを建てて浸水しないか?という質問が無意味なのと同じです。荒ぶれる自然を侮ってはいけません。

ただし、上記はあくまでもビギナーの時に限った話です。経験値を上げてくれば、悪天候こそテント設営なのです。極端な話、晴天で温暖な気候であれば、テントなどなくても眠れるのです。雨風があるからこそテントで防御するのですから。ヒマラヤ登山や極地探検で、今日は天候が悪いので宿に泊まろう〜と、いうことはあり得ません。筆者の場合は、天候が崩れたので宿に避難、という経験は一度もありません。雨の中、キャンプ場に到着すると、まずはタープを建てます。その後、雨に濡れることなくテントを設営します。タープ下には洗濯ロープを張り、カッパやジャケットを下げ、焚き火台で火を起こし、その後ゆっくり炊飯へ。なんか、自然に打ち勝ったような気分になるものです。これも旅の醍醐味といえるかもしれません。

割と夜は楽しい

キャンプ場の夜は何をする?ヒマじゃないの?そう疑問の方は心配ご無用。ハイシーズンのキャンプ場であれば、よほどひどい所でない限り、必ずお仲間がいるものです。キャンパー同士の絆は強い。すぐに友達の輪ができるのです。一緒に食事を作ったり、酒を持ち寄り宴会が始まり、旅談義に花が咲くもの。民宿やホテルと大きく違うのは、夜に友達ができるという点でしょう。反対に孤独がイイという人なら、それなりの場所を確保して一人で夜長を楽しめばいいのです。

場合によっては安眠できないキャンプもある

あくまでもキャンプ場によるのですが、一人でいるのが非常に怖い場所があるのも事実。最も怖いのが人間、次が動物、最後は幽霊関係?やはり誰もいないキャンプ場に夜中クルマが来るとドキッとします。やはり強盗が怖い。が、大半はその気のカップル。動物ではクマでしょう。山深いキャンプ場では食べ物の管理に気を使い、動物を寄りつかせない配慮が必要です。滅多にないのですが幽霊関係。これはかな〜り気の持ちようではないかと思いますが、怖いものは怖い。妙に静かな場所に限ってチョットした物音に敏感になります。そういう時はなかなか安眠できない。筆者は臆病者なので孤独な野営の時は、海辺や道路脇など、波の音やクルマの通過音で「チョットした物音」が聞こえない環境を選んだりします。まぁ、初心者の人はそこまでして無理に野営する必要はないでしょうが・・・・

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